拳はそのまま空を切った。

No.3は顔を横向けて避けたまま形を崩してしゃがむ。


そのまま俺の腹を殴る。


殴られたとき、思わず吐きそうになった。


俺は腹の前でニヤリと笑ってる顔を横目でみる。


手は両手でふさがっていた。


だが、俺はそのまま顔に膝蹴りを入れる。


No.3は顔が後ろにそれるが、また顔を上げて立ち上がる。


そして俺から離れる。