「藍稜高のNo.2と戦うんやから」


稲垣はそう冷酷に言うと俺に向かって走りだして来た。


高橋には部下2人がかりだ。


俺は高橋の方も気にしながら稲垣の方に走りだす。



その時、鈍い金属音が響いた。


ガツン!!




……………バタッ


前では稲垣が笑っている。
俺は慌ててふりかえる。


後ろで………亮太が血を流しながら倒れていた………。