それから1年…………。


「あんたが神崎さんですかぁ」


「んだ?テメーら」


「名乗るほどのモノではありません。」


「あっそ。なら帰れ」


俺はシッシッと手を払いながら奴らに背を向けた。


ゴンッ


背中に激痛が走る。


「一緒に来ていただきましょう。」


そこで俺の記憶は途絶えた。




       ―完―