「ッ!!」


たぶん殴られたんだろう。

だが、大した威力はなく、よろけもしなかった。


俺を殴ったであろう男は俺の横にいる橋本をつかんだ。


「キャア!!!」


橋本は叫びながら手を振って掴んでる手を振り払おうとした。


一瞬、手はとれたがまた掴まれて、そのままひっぱられて男の方に。



「へへへ。久しぶりだねぇ。橋本さん」


男はそう言うと何かをしようとした。


周りは暗く、何をしてるのかはわからない。


まぁ、相手も俺がどこにいるかはわからないだろうけど。


「誰が橋本さんだぁ?」


俺はそう言うと男の顔面を思いっきり殴った。


「さっきのお返しだ」