「てかさ、行くってどこに?」


俺は横にいる橋本に聞く。


「んーとゲームしに行くの」


「あーそっか」


考えてみりゃ当たり前だった。


俺らはゲーセンの中をグルグル周りつつ、色んなゲームをした。


俺はフッと時計を見ると8時を回っていた。


その事を橋本に伝えようと思ったケド、カーレースのゲームの途中で効果音が煩い。


「橋本!もう8時だけど大丈夫なのか!!!?」


「えー!!?なにー!!」

やっぱし煩くて伝わらなかった。



カーレースが終わって、橋本にさっきの事を伝えた。

「もう8時!?じゃあそろそろ帰ろっか?」


「そーだな」


俺がそう言うと橋本は頷いて出口に歩きはじめた。