「恋と離れたくない…。」 そんなうるうるした目で見ないで!! しかも上目遣いっ!! 捨てられた子犬のような顔…。 あたし、それに弱いんです~…。 「…っ、分かった。」 って思わず返事しちゃったよ…。 「ホント!?やった~!!さ、ご飯食べよ~!!聡くん、ご飯~!!」 急に元気になった遥。 さっきまでのテンションとの差は何!? 一気に満面の笑顔になったんだけど!! 「俺、お前の母親じゃねぇよ…。」 そう言った聡のつぶやきが聞こえたような、聞こえなかったような…。