家の主は黒猫「夜」。
“おや?小さなお客さんだ”
窓の外から少年が見えた。
地べたに這い蹲り土を食べていた
“あらら…幻覚見てんのかねぇ”
汚水まで飲み始めて。
次は草を毟り食べ・・・
“可愛そうに”
哀れむ言葉とは裏腹に、
裂けた口で笑っていた。





ニヤリ。