コンコンコンッ
“こんにちは。ブラッドさん”
僕は土産のバスケットを持って、
彼女の家に遊びに行く。
「ダレ?」
家の奥から聞える声。
リンと澄んだ幼声。
“黒猫「夜」です”
僕は丁重に答える。
「「夜」?いらっしゃい」
暗闇から現れたのは、
小さな小さな女の子。
この森で僕の次に強い人。