「水」…って 言ったな
オレは ハルがしっかりと握りしめている
水筒を ハルから取ろうとした
「…どうしたの?」
ハルは 簡単には 水筒を渡そうとしなかった
「ハル… 水筒 ちょっと貸して」
ハルは 水筒を さらに強く握りしめたようだった
「…なんで?」
『なんで?』じゃないだろ!
こっちが「なんで?」だ!
なんで 『今』ごねるんだ!
…って まぁ… これも理由は分かっている
この極限状態と コイツ…この『霊』の影響 のせいで
ハルは 『パニック状態』だ
「ヒカルが今励ましたンじゃん!
お茶飲んで 待ってろ!って!
なんで?…なんで?…私…今は
この 水筒 だけが 生きる希望なのに…」
これ きっと 冷静な状態なら
アホか…
って思うけど
極限状態っていうのは たいてい
こんなもんだ
「ハル!オレもこの道登る前に 水分とりたいんだ!
ひと口だけ… いいだろ?」
そういうと ハルは 自分が少し身勝手なコトを
言っていたことに 気が付いたのか
少し はにかみながら 水筒を オレに渡した
「ゴメンね… コレ ヒカルのなのに…
私…どうかしてるよね…」
オレは ハルがしっかりと握りしめている
水筒を ハルから取ろうとした
「…どうしたの?」
ハルは 簡単には 水筒を渡そうとしなかった
「ハル… 水筒 ちょっと貸して」
ハルは 水筒を さらに強く握りしめたようだった
「…なんで?」
『なんで?』じゃないだろ!
こっちが「なんで?」だ!
なんで 『今』ごねるんだ!
…って まぁ… これも理由は分かっている
この極限状態と コイツ…この『霊』の影響 のせいで
ハルは 『パニック状態』だ
「ヒカルが今励ましたンじゃん!
お茶飲んで 待ってろ!って!
なんで?…なんで?…私…今は
この 水筒 だけが 生きる希望なのに…」
これ きっと 冷静な状態なら
アホか…
って思うけど
極限状態っていうのは たいてい
こんなもんだ
「ハル!オレもこの道登る前に 水分とりたいんだ!
ひと口だけ… いいだろ?」
そういうと ハルは 自分が少し身勝手なコトを
言っていたことに 気が付いたのか
少し はにかみながら 水筒を オレに渡した
「ゴメンね… コレ ヒカルのなのに…
私…どうかしてるよね…」


