≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~

「ハルが ここに居てくれれば

最悪 オレが 登るの失敗して

さらに 下に滑っても

ココなら  日が昇って 明るくなれば

必ず 見つけてもらえるんだ!

分かるよな!」



「……う…ん…」


ハルは あまり『同意』したそうでは

なかったが 今はそうするしかない事を

心の中で 自分にも 言い聞かせているようだった


「でも、やっぱり心細いよ…

もし、ヒカルが居ない間に

私が死んじゃったら どうするの?

私 一人で死ぬのだけは イヤなの!

ヒカルの言ってる事の方が 正しいって

よく分かってる!

…でも…私 どうしたらいいの?」



また、泣き出すのを 必死にこらえて

喋りきった様子だった



「ハル…

そしたらさ!100数えるんだ!」