とにかく!
『出血!』ってのは
『時間』が ハルの生死を決めるってことだ!
決めた!
「ハル!オレ急いで ココ登って
助け呼んでくるから
ココで待ってて!」
それを聞いて ハルは 大きくしゃくりあげた
「いやーっ!! 一人じゃコワイよ」
「バカッ!コワイも何も このままじゃ…」
「とにかく 一人は イヤ!
私も連れてってよぉ…えっ…えっ」
どんなに 泣かれても
ハルを助けるためだ…
オレは 泣きじゃくる ハルを
なんとか なだめようと
必死に 必死に 考えた
そして オレから
飛び出した言葉…
「とりあえず…これ…飲めよ」
オレは まだ水筒に半分以上残っている『麦茶』を
ハル に差し出した
よく 映画や ドラマで
感情的になっている 人間に
「まぁ…座って。…これを飲んで…」
と 言ってるシーンを 思い出しただけだった
しかし 意外にも コレは効いた
「…おいしい…」
一口飲んで ハルは そう言った
少し 落ち着いたみたいだ…
「ハル!血がとまらないと 『ヤバイ』こと
おまえだって 分かってるよな!」
「うん…」
「この ぬかるんだ地面じゃ オレ一人でも
登り切れるかどうか 分からないくらい
リスクがあるんだ。」
「うん…」
ここから またさらに 二人で下に滑ってみろ!
それこそ 『発見』がいつになるか分からないだろ!」
「…うん」
『出血!』ってのは
『時間』が ハルの生死を決めるってことだ!
決めた!
「ハル!オレ急いで ココ登って
助け呼んでくるから
ココで待ってて!」
それを聞いて ハルは 大きくしゃくりあげた
「いやーっ!! 一人じゃコワイよ」
「バカッ!コワイも何も このままじゃ…」
「とにかく 一人は イヤ!
私も連れてってよぉ…えっ…えっ」
どんなに 泣かれても
ハルを助けるためだ…
オレは 泣きじゃくる ハルを
なんとか なだめようと
必死に 必死に 考えた
そして オレから
飛び出した言葉…
「とりあえず…これ…飲めよ」
オレは まだ水筒に半分以上残っている『麦茶』を
ハル に差し出した
よく 映画や ドラマで
感情的になっている 人間に
「まぁ…座って。…これを飲んで…」
と 言ってるシーンを 思い出しただけだった
しかし 意外にも コレは効いた
「…おいしい…」
一口飲んで ハルは そう言った
少し 落ち着いたみたいだ…
「ハル!血がとまらないと 『ヤバイ』こと
おまえだって 分かってるよな!」
「うん…」
「この ぬかるんだ地面じゃ オレ一人でも
登り切れるかどうか 分からないくらい
リスクがあるんだ。」
「うん…」
ここから またさらに 二人で下に滑ってみろ!
それこそ 『発見』がいつになるか分からないだろ!」
「…うん」


