ん?
麦茶?
そうだ とりあえず 傷口を洗い流さないと…
満タンにしてきたオレの水筒が役に立った
まず、傷口をきれいにして…
麦茶でハルの膝上を流した
「イタイよ、ヒカルぅ。
…っう、私、ここで死んじゃうのかなぁ?…っく」
ハルが 涙声で言った
「バカ!こんなんで死ぬか!」
でも よく分からなかった
傷自体の深さも 暗くて よく分からない
『出血』も…
あとどれくらい ハルが『もつ』のか
オレには そんな知識はない
いや、待て…
こんな応急処置じゃなくて
早く先生呼んできた方がいいのか?
いや、そうか!
オレがハルをおぶって連れ帰ればいいんだ!
って、こんな ぬかるんだ斜面じゃ
オレ一人でも 登るのが やっとか…
一瞬のうちに
色んな考えが噴き上げてきた
どの、考えを掴めばハルは無事に助かるのか…
麦茶?
そうだ とりあえず 傷口を洗い流さないと…
満タンにしてきたオレの水筒が役に立った
まず、傷口をきれいにして…
麦茶でハルの膝上を流した
「イタイよ、ヒカルぅ。
…っう、私、ここで死んじゃうのかなぁ?…っく」
ハルが 涙声で言った
「バカ!こんなんで死ぬか!」
でも よく分からなかった
傷自体の深さも 暗くて よく分からない
『出血』も…
あとどれくらい ハルが『もつ』のか
オレには そんな知識はない
いや、待て…
こんな応急処置じゃなくて
早く先生呼んできた方がいいのか?
いや、そうか!
オレがハルをおぶって連れ帰ればいいんだ!
って、こんな ぬかるんだ斜面じゃ
オレ一人でも 登るのが やっとか…
一瞬のうちに
色んな考えが噴き上げてきた
どの、考えを掴めばハルは無事に助かるのか…


