「そうですか
でも山田さん あなたのおっしゃってる事は
何かヘンだと お思いになりませんか?」
「なにがだっ!」
これだけ豹変すれば 先ほどの娘と何も変わらない
ただの似たもの親子だ
「あなた 最初に車に飛び込んで
娘さんを助けていらっしゃいますね
確か・・・
『身体を張って助ける』と・・・
おっしゃっていましたよね」
「だからそれがどうした・・・っ
っもういい 帰ってくれ!」
そう言い放つと 山田氏は玄関に入ろうと背中を向けた
「一度身体を張って助けていらっしゃるのに
あなたは『無キズ』なはずがありませんね
もしかしたら もうこの世にはいらっしゃらないかもしれませんよ
次の・・・
『物が落ちてきたとき』は
一体どなたが助けるんでしょうね
『人に襲われたとき』は どうしますか?」
いったんこちらに背中を向けた山田氏が
再びこちらを 振り返った
ものすごい形相で 今にも爆発しそうだった
オレは 久々に心臓がバクバクした
山田氏が 何か言おうとして口を開いた瞬間
「まさか・・・死んでからでも『娘を守る』なんて・・・
『死んだ人間は二の次』とおっしゃっていたあなたが…
そんなことをお考えになるわけ・・・ないですよね
まぁ 勿論…今のあなたでは 亡くなった後で
『何か出来る』とかいうレベルでは ないですけどね」
と日村先生は 『イヤミ』でたっぷり塗り固められた『言葉の球』を山田氏に投げた
さらに続けてこう言った
でも山田さん あなたのおっしゃってる事は
何かヘンだと お思いになりませんか?」
「なにがだっ!」
これだけ豹変すれば 先ほどの娘と何も変わらない
ただの似たもの親子だ
「あなた 最初に車に飛び込んで
娘さんを助けていらっしゃいますね
確か・・・
『身体を張って助ける』と・・・
おっしゃっていましたよね」
「だからそれがどうした・・・っ
っもういい 帰ってくれ!」
そう言い放つと 山田氏は玄関に入ろうと背中を向けた
「一度身体を張って助けていらっしゃるのに
あなたは『無キズ』なはずがありませんね
もしかしたら もうこの世にはいらっしゃらないかもしれませんよ
次の・・・
『物が落ちてきたとき』は
一体どなたが助けるんでしょうね
『人に襲われたとき』は どうしますか?」
いったんこちらに背中を向けた山田氏が
再びこちらを 振り返った
ものすごい形相で 今にも爆発しそうだった
オレは 久々に心臓がバクバクした
山田氏が 何か言おうとして口を開いた瞬間
「まさか・・・死んでからでも『娘を守る』なんて・・・
『死んだ人間は二の次』とおっしゃっていたあなたが…
そんなことをお考えになるわけ・・・ないですよね
まぁ 勿論…今のあなたでは 亡くなった後で
『何か出来る』とかいうレベルでは ないですけどね」
と日村先生は 『イヤミ』でたっぷり塗り固められた『言葉の球』を山田氏に投げた
さらに続けてこう言った


