「はい!じゃあ今度!」
そう言いながら 絵里香ちゃんはニコニコと日村先生の後をついて行き
オレもその後ろを歩いた
玄関で靴を履くと
「それじゃ また来て下さいね!」
絵里香ちゃんは 日村先生とオレに『バイバイ』と手を振った
山田氏が靴を履いて 玄関の外まで見送ってくれた
「いやぁ 今日はわざわざ済まなかったねぇ・・・
なんのお構いも出来んで・・・」
山田氏は 口の奥に何か物が挟まったようなカンジでいる
きっと まだ何か話し足りないのだろう
それを 日村先生が口にした
「奥様は まだ『成仏』なさっていませんね」
「・・・・・」
山田氏は ゴクッと息を呑み込んだ様子だった
「事故ですか?病気ですか?」
日村先生は尋ねた
と その問いに山田氏は
「あなた・・・『霊能力者』なのに そんな事も判らないんですか?!」
恐らくこれは誰しもが 『勘違い』していることだろう
『霊能力者』なら『全てが見える』と・・・
日村先生は いつものように フッと笑ってみせた
「『判らなければ』信じないんですか?」
「んんん・・・・」
山田氏は 得意の『うなり』で返してきた
「・・・事故です・・・」
日村先生との『にらめっこ』に負けたかのように ポツリと呟いた
「そうですか」
オレは 2人のやりとりを 手も足も出すことの出来ない『助っ人』のように
横から眺めていた
そう言いながら 絵里香ちゃんはニコニコと日村先生の後をついて行き
オレもその後ろを歩いた
玄関で靴を履くと
「それじゃ また来て下さいね!」
絵里香ちゃんは 日村先生とオレに『バイバイ』と手を振った
山田氏が靴を履いて 玄関の外まで見送ってくれた
「いやぁ 今日はわざわざ済まなかったねぇ・・・
なんのお構いも出来んで・・・」
山田氏は 口の奥に何か物が挟まったようなカンジでいる
きっと まだ何か話し足りないのだろう
それを 日村先生が口にした
「奥様は まだ『成仏』なさっていませんね」
「・・・・・」
山田氏は ゴクッと息を呑み込んだ様子だった
「事故ですか?病気ですか?」
日村先生は尋ねた
と その問いに山田氏は
「あなた・・・『霊能力者』なのに そんな事も判らないんですか?!」
恐らくこれは誰しもが 『勘違い』していることだろう
『霊能力者』なら『全てが見える』と・・・
日村先生は いつものように フッと笑ってみせた
「『判らなければ』信じないんですか?」
「んんん・・・・」
山田氏は 得意の『うなり』で返してきた
「・・・事故です・・・」
日村先生との『にらめっこ』に負けたかのように ポツリと呟いた
「そうですか」
オレは 2人のやりとりを 手も足も出すことの出来ない『助っ人』のように
横から眺めていた


