「カンパーイ!!」
『Hot Snow Bell』は アマチュアではあったが
十数人のファンが すでについており そのファンと
メンバーの友達とかで パブはいっぱいになっていた
長谷川の『カンパイ』で始まった打ち上げは
最初から みんなカラオケ歌いまくって
歌ってないやつらは 喋りまくっていた
カラオケで 喋る声が聞こえないので 自然と皆
喋る声も 大声になっていた
パブの中は かなりの騒音だった
オレは 耳の痛さに 眉間にシワを寄せながら
目の前に置かれた ハイボールを飲んだ
隣を見ると 樹花が
大声でウルフルズを歌っている長谷川を
同じく眉間にシワを寄せて眺めていた
口は 半開きだ
唯一知り合いであろう アスカやメンバーとは
少し離れて座っているので 一人でポツンとしているようだった
そんな樹花に気を遣って オレは話しかけた
「今日のライブ 息あってたね」
突然 話しかけてきた俺に 樹花は
大きな目を くりくりさせながら
「はいっ?」
と オレに耳を近づけてきた
騒音で 聞き取りにくかったらしい
「ライブ!バッチリ!合ってたよ!」
さっきより 少し大きい声でいうと
今度は 聞こえたらしく?
樹花は顔の横で 手で作った『バッチリマーク』と大きな目で
「!」
と 応えてきた
それから 樹花は 注文したカシスオレンジを
コクッと飲んだ
『Hot Snow Bell』は アマチュアではあったが
十数人のファンが すでについており そのファンと
メンバーの友達とかで パブはいっぱいになっていた
長谷川の『カンパイ』で始まった打ち上げは
最初から みんなカラオケ歌いまくって
歌ってないやつらは 喋りまくっていた
カラオケで 喋る声が聞こえないので 自然と皆
喋る声も 大声になっていた
パブの中は かなりの騒音だった
オレは 耳の痛さに 眉間にシワを寄せながら
目の前に置かれた ハイボールを飲んだ
隣を見ると 樹花が
大声でウルフルズを歌っている長谷川を
同じく眉間にシワを寄せて眺めていた
口は 半開きだ
唯一知り合いであろう アスカやメンバーとは
少し離れて座っているので 一人でポツンとしているようだった
そんな樹花に気を遣って オレは話しかけた
「今日のライブ 息あってたね」
突然 話しかけてきた俺に 樹花は
大きな目を くりくりさせながら
「はいっ?」
と オレに耳を近づけてきた
騒音で 聞き取りにくかったらしい
「ライブ!バッチリ!合ってたよ!」
さっきより 少し大きい声でいうと
今度は 聞こえたらしく?
樹花は顔の横で 手で作った『バッチリマーク』と大きな目で
「!」
と 応えてきた
それから 樹花は 注文したカシスオレンジを
コクッと飲んだ


