会えないことを告げるメールに悲しむどころか、いつもと同じ適当な打ち方のメールに毬花は微笑んだ。

しかし授業中であったことを思い出し、すぐに顔を引き締める。

とは言っても、頭の中はすでに放課後のことを考えていた。


―――あと5分で授業が終わる。掃除当番は無いからHRが終わったらすぐ行けるかな。


彼の家まで電車で三十分。

到着は四時くらいだろう。