朋輝はやっぱり
まだ来てなかった。
ベンチに座る。





…そういや付き合ってから
会うの初めてだっけ。
てか会うの自体2回目じゃん。
でもなんか
前ほど緊張してないや。
むしろ早く来てほしいな…











ガサッ







………!!






朋輝だ。






「来るの早いね」






/////






早く会いたかったのが
ばれちゃうみたいで
恥ずかしかった。






そんなあたしにきづいたのか
笑いかける朋輝





「俺も急いで来たで」






自然と笑顔がこぼれる。




「なに一人で笑ってんの?
きもいで〜」






「き、きもいてアンタ
彼女に向かって言うか普通!」





「じゃあ彼氏に向かって
あんたはいいんですか〜?」





「そっそれは
勢いとかあるやん!」





「じゃあ俺も勢いや」







やっぱり朋輝にはかなわない。
言葉の出ないアタシ