「いくぞ!テラマック絨毯爆撃セットポテト付だ!奴の攻撃はドライブスルーしろ!」
隊員たちがドナルド部隊の専用挨拶である「らん、らん、るー」の略式「るー!」を柿崎に返す。
「ドツイタロカ」
隊員たちはカーネル・サンダースが振り下ろした巨大ステッキを素早い身のこなしでかわすと、
「今だ!ハンバーガー!」
柿崎の気合の声にあわせ、自分たちもハンバーガーボムを手当たりしだいカーネル・サンダースに投げつけた。
小さな爆発が連なり、巨大な火柱をそこに作り上げる。
「ヌオォォォ・・・ジャンクフード・・・」
カーネル・サンダースはその場に崩れ、片膝をついた。
「貴様とて大して変わらんだろうが!」
柿崎は新たなハンバーガーボムを懐から取り出すと、両手にそれぞれ持ち、
「そちらにはそちらの都合もあるだろうが、こっちも退けないんだよ。次で腹いっぱいになってもらうぞ」
「ミノガシテハ クレンカ」
「悪いがな」
ドナルド部隊が再び攻撃態勢に入る。カーネル・サンダースは天を仰いだ。