バン!! 思いっきりぶち当たった。 転げ落ちるボールと顔を抑えて座り込む女子を見て、 俺は急いで駆け出した。 「おい!!大丈夫か!?」 そして、走りながら背後に向かって、 「練習やっててくれ!あの子を保健室に送ってくるから!」 と言った。