すると、廊下の方から足音が聞こえてきた。


危機一髪!!


その足音は保健室の前で止まった。
そいつは、

「ちぇ…」


なんて言いながら俺の前から離れて、
もといた席に座り、またタオルを顔に浸す。


俺も急いで元の場所に戻る。