アタシは先生達と別れると由香の教室に向かった。


ひょっこり顔を出して中を覗く。


しかし由香の姿は見当たらない。


京「人だらけで見つけにくいな…」


しょうがないので近くにいたボブヘアーの背の小さな女の子に尋ねた。


京「あの~由香いる?」

女「えっと…ちょっと待っててください。いた、由香ちゃーん!!」


女の子は由香を連れてきてくれた。


由「京ちゃん!もしかして教科書?」

京「うん。あっ、呼んでくれてありがとね。」


由香を呼んでくれた女の子に笑いかけた。


ぽっ


女の子の顔が一気に赤くなった。


どうしたのかな…


女「い、いえ…」

京「これお礼の飴、良かったらどーぞ。」