京「先生!?」 市「怪我したのか?」 見るからに慌てている。 京「あっ…」 アタシは先生の小指を見て、いつもとは違う先生に少し驚いた。 市「隣の教室にいたら嶋田の悲鳴が聞こえたから…」 なんか悪い事しちゃったな…でも… クスクス… 京「先生慌てすぎだから。」 スカートのポケットからハンカチを取り出して 「先生の事大嫌いだけど少し見直した。でも怪我しちゃ意味ないよ。しかも長くて綺麗な指なんだから。」 そしてハンカチをそっとかすり傷で少し血の出た左手の小指にあてる。