あたし達は学校を出た。
まだ膨れっ面のあたし。
「ねぇまだ怒ってんの?」
「………」
別に怒りたくて怒ってんじゃない。
「何したら許してくれるの?」
甘えてくる玲。
なんだから調子が狂うな。
今日はほとんど悪魔だったのに。甘え上手だ。
「う~ん。………キスして……?」
あの不思議なキスが好き。
玲の唇の感触がまだ残っている。
「それでいいの?」
コクンとうなずく。
「チュッ」
一瞬で終わるキスだ。
でもこれでも笑顔になれる。
玲のキスは不思議だ。
「チュッ」
「ひゃっ!」
何かと思ったら、玲は首なキス?を……
「へへッ」
悪ガキ見たく笑ぅ玲はあたしなはカワイイ見えた。
