「俺です」 「…君か。決心がついたようだな?」 「ええ。話を聞かせてください」 昇は電話を切ると墓に向き合う。 「ハッピーニューイヤー。父さん、母さん」 そのまま後ろを振り返らずに昇はバイクに乗り込むと発進させる。