私は空になったお弁当をハンカチに包んで鞄に入れた。


ポケットからメモ帳を取り出す。


何も書かれてないメモ帳。


あれから先生とは会話してない。


私は携帯の時計を見た。


昼休みが終わるまで、まだ時間がある。


先生が来るかも……。


なんてね……淡い期待をしてみる。


私は一口お茶を飲んで、空を見上げた。


真っ青な空がどこまでも続いている。


白い雲が綿菓子のようにフワフワしてる。


いい天気だな。