もしかして昼休み中に皆に宣言して、耳の聞こえない私にはメモで宣言したとか?


バカバカしい。


先生を落とすなら勝手にどうぞって感じ。


どうして、わざわざこんなことするんだろう……。


でも残念だったね。


あなたに先生は落とせないよ。


だって、先生には彼女がいるから……。


まぁ、吉川麗華が先生を落とそうと何しようと私には関係ないけど。


好きにして。


私はメモ用紙をグチャグチャに丸めてゴミ箱に捨てた。


そして鞄を持つと、私は教室を後にした。