【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




クリスマスも終わり、今年も残すとこ後3日になり、家の中は年末年始の準備でバタバタしていた。


あの事件のことは、だんだん報道されなくなった。


先生の元カノがどうなったのか、元カノの家族や会社もどうなったのか、今となってはわからない。


私は毎日、先生の無事を祈るだけだった。


阿川先生は毎日のように病院に行ってるみたいで、様子をメールしてくれていた。