あの夏の星羅と別れた日から、星羅から毎日のように電話やメールがある。



【ちゃんとするから】


【私には瑞樹だけだから】


【瑞樹がいなくなって、初めて瑞樹が大切な存在だと気づいた】


【私が悪かった】


【瑞樹と別れたくないよ】



そんなメールが毎日のように送られてくる。


でも全て無視した。


ここで返事をしたら向こうの思う壷だ。


合鍵は郵送で送り返した。


それでも毎日、星羅からメールや電話攻撃が続いた。


もう、うんざりだ。


いい加減にして欲しい。




―瑞樹Side end―