【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




花火が始まるまで少し時間がある。


始まるまで車の中で、おにぎりを食べた。


コンビニのおにぎりだけど、先生と食べるおにぎりは美味しかった。



「そろそろ始まるかな?」



先生は腕時計を見ながらそう言った。



「外出てみよっか?」



私は頷いた。


先生は車のエンジンを切った。


そして2人で車の外に出て、柵のところに行った。


夜なのに外は蒸し暑い。


だけど時々、風が吹いて気持ちいい。