「お前、彼女いるだろ?」 「星羅とは別れるよ」 「それは香月のために?」 「それもあるけど……俺は星羅に対してもう愛はないんだ」 「そっか……」 咲哉はコーヒーを飲むと、パソコンの画面を見た。 星羅と別れる。 星羅が男を連れ込んでた時に決めた。 もし俺が香月のことを好きになってなくても別れるという答えを出してたと思う……。