【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




私は幼稚園は私立幼稚園。


小学校は公立小学校に通った。


それは、お父さんとお母さんが普通の学校で学ばせたいと願ったから。


でも小学校から自動的に行ける中学校に入学を拒否された。


理由は何かあっても責任取れないから。


それからお父さんとお母さんはいろんな中学校を回った。


でもどこも同じ理由で断られた。


そして最後に辿り着いたのがこの中学校。


何かあっても学校側は責任を取らないということで入学が許可された。


学区外の中学校のために電車通学をしている。


こんなことなら同じ境遇の子達がいる、ろう学校に通えば良かったと思う。


でもお父さんとお母さんが一生懸命頭を下げて、せっかく入学許可が下りた学校。


だからお父さんとお母さんには学校は楽しいと嘘をついている。


それはお父さんとお母さんを悲しませたくないから。