次の日――。 学校に行くと、皆の視線が痛い。 私を見てコソコソ何か話してる。 私、何かした? あっ!もしかして……。 保健室での補習のことを吉川麗華が皆に言いふらしたとか? あの人ならやりそう。 でも良かったのか悪かったのか、私には皆が何を言ってるのかわからない。 教室に入っても皆が私のことをジロジロ見て何か話してる。 私はいつものように自分の席に着いて窓の外を眺めていた。