【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




先生の車は、1軒のお店の前にある駐車場に止まった。


【ジェラート】と書いてある古い木の看板。


お店の庭にはいろんな花が咲いてる。


カントリー調のお店の中には沢山の人がいた。



「ここで待ってて?」



先生の言葉に頷く。


先生は車から降りて、お店の中に入って行った。


しばらくして車に戻ってきた先生の手にはカップのジェラートがふたつあった。



「ミルクとイチゴ、どっちがいい?」



私はイチゴのジェラートを取った。



「食べよ?」



“うん”と頷いて、木のスプーンでジェラートをすくって食べた。


美味しい。


あっさりとした甘さで、イチゴの果肉がいっぱい入ったジェラート。


こんなジェラート食べたことないくらい美味しい。