【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




私は自宅から少し離れた公園に行った。


小さな公園と違って、池があったり人工の川が流れてたりしている。


芝生が全体に敷き詰められていて散歩コースもある。


休日は家族連れが多く、芝生の上でお弁当を食べてたりしている。


私が公園に入ると、人がいない隅の方のベンチに男性が1人で座っているのが見えた。


スーツを着て、俯いて何か考えてるように見える。


あ、先生だ………。


そのベンチに座っている男性は先生だった。


どうしてこんなとこに1人でいるの?


私は先生の傍に1歩1歩近づいて行った。