「キスされるとか思ってた?」


密室に二人きりで
しかも薄暗くなってきた夕暮れに


「べっ・・別にっ・・そんなこと・・」


あいつはフッと笑い
頬に当てていた手をのけて


「ツンデレかよ」


そう言って笑った。