助けてくれた、なんて言ったら面倒なことになりそうだな。 「いや、別に。」 「なによー!気になるー!」 「なんでもないー。」 キーンコーンカーンコーン 「次の数学、どうする?」 結花の一言に私と真菜は何の迷いもなく 「サボる。」 と答えるのでした。 *