トン……トン……トン……




暫くして足音が近づいてきた。




ギィイイイ




ゆっくりと開いた先には、玲央。




「ごめんな。」




そう言って優しく抱きしめてくれた。


私は安心したのか、



「……ありがとう…玲央……」



玲央の大きな腕の中、静かに泣いた。




*