それにしても広いな。


見渡す限りのバラ園。

そこに立派に建つ、真っ白な外壁につつまれた豪邸。




コンコン




門から家までが長い。
やっとのことで着き、扉をノックした。




「お入りください。」




「失礼しまーす。」




うわぁ……キレイ。

キラキラ光るシャンデリア。



中央に広がる螺旋階段。




「坊ちゃまは、撮影のためまだ帰宅しておりません。もう少ししたらご帰宅なさると思いますので坊ちゃまのお部屋でお待ち下さい。」




玲央の家にきたのそういえば、小学校以来だな。




「ありがとうございます。」




確かここの角曲がった先…だったよね?




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