キーンコーンカーンコーン 体育の終了を告げる鐘で目が覚めた。 「玲央……お昼だよ………。」 玲央につられて寝てしまった私は、重い目を無理やりに抉じ開けて玲央を揺する。 「おーい、おきろー……。」 「………んだよ……。」 寝起きはいつもこう。不機嫌なのは慣れっこ。 「……だから、おひる。」 *