あれ? 玲央いなくない? 「ねぇ、中野。」 隣の席の、私の数学のノートを持っているという中野に話しかけた。 「ん?」 「玲央どこ?」 「え?あー帰ったよ。」 はぁ? 帰った? 「なんでよ?」 「知らねぇよ。」 朝練だけ来たってワケ? てかなんで帰ったの? 私のなかにはいっぱい【?】がめぐりめぐっていた。 *