次の日の朝。 ピピピピ――――ピピピピ 携帯のアラーム音で目が覚めた。 時刻は六時丁度。 あのあと寝たんだな、そう思いながら鏡の前に行く。 「うわっ、腫れてるー。」 「ブス」「キモいんだよ」、鏡の奥からそう聞こえた。 パンッ! 「よしっ、起きるぞ。」 ホッペを叩いて気合を入れる。これはパパの癖。 *