「めし忘れた。」 ほら、この通り。 こいつの頭には、こんなことしか入ってないの。 「じゃあ、あげるよ。」 「さんきゅ。」 そう言い残し、黙って私のひざの上に頭をのせる玲央。 その時の眠りにつく玲央の寝顔を見て思った。 昔と全然変わってない。 *