「玲央くんから離れて。じゃなきゃその顔に傷がつくよ?」 「まぁ傷ついてもブスのまんまだけどね?ハハハ。」 悔しい。 こんなのに負けたくない。 「ヤダ。」 「はぁ?」 「ヤダ。」 ただ負けるのが嫌だっただけ。 別に玲央のことなんかどうだっていい。 離れるなんて簡単。 「そんな事言ってるとお友達が傷つくことになるよ?」 私を睨み付ける左右の女とは対照的に、笑顔で言うゆかという女。 *