「1週間後…今の子音の気持ちに変わりがなかったら…ここに来て?」
「うん」
「放課後にな」
「うん」




何回も子音は頷いた。




「俺は子音を信じてるから」
「…うん」




俺は子音の顎をそっと上げ、




甘酸っぱい唇にキスを落とした。



今までの時間を浮かべるように。




「明日から、離れるな」
「…抱きしめて?」




上目遣いで、子音は涙を流した。




「抱きしめてやるよ。子音の思いが変わらない限り」




俺はギュッと抱きしめた。




小さな体は微かに震えてた。






ごめんなぁ、子音
でも決着つけたいんだ




俺はチャイムがなるまで、



子音を抱きしめた。