数分間の間だけで…



何度あたしは翔真に惚れただろう…//





「次は子音の番だね!」
「うん」
「応援してるからねぇ」
「ありがと」




あたしは入場門へと走った。





「きた!」
「遅れてスミマセン」
「遅刻はなしって言ったよね?」
「スミマセン」



先輩は相変わらず怖い。





でもホントは凄く優しくて、


頼りになる先輩なんだ。




「今までのことを今日に生かそうね!」
『はいっ』





いよいよ出番。



ピンクのボンボンを持ってグランドの、




中央へと走る。





はぁ…
上手くいきますよ~に!



あたしは音楽に合わせて踊る。