最後の恋はアナタの隣で

前日にも映画を見につれて行ってもらっていた私は、そのお礼と合わせて、今日も少しだけ夕食を吐いてしまったと、千秋にメールで報告を入れた。


それに対して返ってきた千秋のメールに再びメールをして、何度かやりとりをしている最中だった。


だから。


「千秋だよ」

笑顔で平然とそう答えた私に、


「は? 千秋?」

返ってきた春樹さんの声は――怪訝さを含んでいて。


何でそんな声を出すのか不思議に思ったけど、私は然程気に留める事もなく、


「うん、そうだよ。千秋だよ」

変わらない口調で返した。


「何で千秋とメールしてるんだ? つーか、何で千秋のメアド知ってるんだよ?」

「アドレス交換したから」

「いつ?」