最後の恋はアナタの隣で

その度に扉の前で過呼吸を起こした。

そして毎回、宮沢が面倒を見てくれた。


きっとすぐに良くなるって思ってたのに、一週間経っても私は屋上に踏み出せなくて、それどころか回を重ねる毎に症状が重くなっていった。



もう、屋上の扉の前に行く事も出来ない。

階段の踊り場に立って扉を見るだけで苦しくなる。

男子の笑い声を聞くだけで気分が悪くなって、冷や汗が滲む。


だから給食もほとんど食べなくなった。


嫌でも男子の笑い声が耳につく空間で、吐き気と戦いながら食べるのは諦めた。


汁物を二、三口飲んだら配膳台の上に給食の乗ったトレーを置き、宮沢が来るのを椅子に座って大人しく待つようになった。