配膳が終わり、教室中にカレーの匂いが広がる。
隣り合わせで座ってる私とミサキの真ん前に向き合う形で机をくっつけ、給食当番だったリンが腰をおろした。
私達は二年生の頃から同じクラスで、いつもこうして一緒に給食を食べている。
“仲良しグループ”――とは思ってないけど、多分、周りから見ればそんな感じなんだと思う。
「リンちゃーん……涼ちゃんがまた悪い友達と遊んでるんだってぇ……」
「また!? そのうち本気でやさぐれたりしないでよ!?」
ミサキの報告を聞いたリンが、少し大袈裟に声を荒げた。
私はそれに何も答えず苦笑いを浮かべる。
隣り合わせで座ってる私とミサキの真ん前に向き合う形で机をくっつけ、給食当番だったリンが腰をおろした。
私達は二年生の頃から同じクラスで、いつもこうして一緒に給食を食べている。
“仲良しグループ”――とは思ってないけど、多分、周りから見ればそんな感じなんだと思う。
「リンちゃーん……涼ちゃんがまた悪い友達と遊んでるんだってぇ……」
「また!? そのうち本気でやさぐれたりしないでよ!?」
ミサキの報告を聞いたリンが、少し大袈裟に声を荒げた。
私はそれに何も答えず苦笑いを浮かべる。