最後の恋はアナタの隣で

「そんな事言われたって、落ち込むもんは落ち込むの」

「なら電話しろよ」

「無理」

「じゃあ気にすんな」

宮沢は明るい声でそう言って――コンクリートの地面にゴロンと寝転がる。


何だか適当に流されたような気分になった私は、小さな溜息を吐き出した。


「だから~、気にすんなって言ってんの!」

「アンタに関係ないでしょ。ほっといて」

「あのなぁ、本当に切羽詰まってるなら逃げずに相談してくるって。だからその友達はあんま困ってなかった――か、相談する相手が相澤じゃないと思ったんだよ」

「……私じゃない?」

「そう。相澤に言うべき事じゃないって思ったんだろ」

ムクリと起き上がり、地面で煙草の火を揉み消す宮沢。