最後の恋はアナタの隣で

「春樹も一緒に居た方が良いでしょ? それなら今週の日曜日に店開けるけど」

「うん! そうする!」

「オッケー、決まりね。――あ、そろそろ春樹の所に行こうか」

「うん!」

そう返事をしてグラスに残ってるカシスオレンジを飲み干すと、定時に出勤してきた従業員に店番を交代した千秋と一緒に、千秋の運転で職場へと向かう。


今日は平日の出勤日。


キャストからの嫌がらせは相変わらず続いてたけど、春樹さんと過ごせる時間が長くなるこの日が、私にとって凄く大切な物になっていた。


たった数時間前まで春樹さんと一緒に居たはずなのに、お店が近付くにつれて胸が高鳴ってくる。


そして、いよいよ店前に到着したその時――…


「ちょっ、千秋!」